MLMプレゼン体験レポ ~その5~ | ウソ、大げさ、紛らわしい

MLMプレゼン体験レポ ~その5~

今回はプレゼンレポの後記的なものです。
ちょっと批判とはズレるかもしれませんが、まぁ、こんな考え方も持ち合わせています程度に。

彼らの言う、「やりたいことをやっている」という最大の洗脳を解く方法はまだ見つかりません。
その洗脳を解くためには洗脳するよりも柔らかに長い時間をかけなければいけないんですね。

見れば観るほど面白いのですが、あまりの傍若無人っぷりに嫌気がさすこともしばしば。
まだまだ観察続けます。


前回までのイチャモン大会の内容は、全てをアムウェイな方に伝えたわけではありません。むしろ、聞いたことについて後日リサーチした事が殆どです。
あくまでも私の目的は「気付いてもらう」です。
聞いたことに対して調べれば答えが分かるのは当然なので、それについて後出しジャンケン的な揚げ足取りとイチャモンを付けるのは「気付いてもらう」ためには逆効果でしょう。
気付かせるために時間がかかるのは仕方がありません。
「公平な知識」というのは被洗脳者の前では煽るだけなんですね。実感しました。

彼らを論破すると言う方法を取るためには、その筋においてある程度の権威を有していなければいけません。
引用ではダメです。それでは彼らと同じ事です。
会話の中で出てきた「経済学者」「大手企業のトップ」「医者」等です。逆に言えば、その人の言うことであれば盲信するとも取れます。
ヘタをすると、でっち上げた肩書きでも良いんですね。
彼らがたまに出す「団体名」は公的な機関でなく、彼らにとって都合の良い見解をする団体です。同じ団体が批判的な情報を出した際は彼らの口からその情報を聞き出すことはできないでしょう。
ある程度パブリックな媒体に取り上げられた資料も見せて頂いたんですが、肯定的な意見だけを抽出しているだけ。そして、批判的な意見というのはここ日本ではあまり表沙汰にならないし、3面記事的な扱いを受けてしまうため、一般的な認知は低いです。
批判はその実が分かりにくいものです。批判は肯定するより簡単ですし。

アンチMLMもアンチ情報ばかりを集めていては意味がありません。多分、ここが信者とのもっとも大きな違いでしょう。
これについては私を始めアンチMLMの方が最も気をつけている部分だと思います。
だからこそ、なるべく製品の品質については触れたくないのです。
コレに言及してしまうと、その筋の専門家でもない限り正しい答えは出せません。
各構成成分の有益さと副作用もしくは害について熟知しなければいけないのです。
不当に高いと言うこともプラダと無印良品を比べるような全く無意味なお話になってしまいます。
サプリメントにしてみれば健康になると言うことが目的で、それがプラシーボ効果(思いこみ)でも健康になったと本人が自覚すれば良いだけです。
洗剤も用途に合わせて洗えば落ちるのは当然なのです。
何に対してもそうですが、良いと思って使っている物に対して、ろくに知りもしない、使ってもいない人間が意見することは、かえってその使用者を追い込んでしまうだけです。
利もあれば害もあるのは当然ですし、特化している物であれば苦手な対象があるのは当然です。
気をつけてはいるものの、売り言葉にまんまと乗ってしまい、既に何度も追い込んで逆上させてしまいました。

私の考える一番たちの悪いMLM野郎というのは、自分の行っている行為の不当性を承知の上で、それをごまかすための方策を構えまくっている輩です。デモンストレーションでさもオールマイティかのように実演するのもその一つです。しかし、構えているMLMに対するアンチの理屈を十分に理解した上でさらに対策を立てているでしょう。あるカテゴリの製品について熟知したとしても、その次には別のカテゴリの製品のお話です。
ある程度予習はしますが、そんな暇じゃありません。
そう言う人に私のような片手間で活動する者の理屈は通用しないでしょうし、ヘリクツ対決になったときに勝てる気もしません。
この、不当性を明確に定義することが先決では無いと思っています。
金儲のため、無知故に平気で不法行為を行うというのは目をつぶっていられるのはいつまでか。


私はゴリゴリの法治野郎ではありませんが、やっぱり犯罪はダメよ。


次回は「バカとハサミは使いよう」というお話です。