ウソ、大げさ、紛らわしい
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目次付けました。

はやく人間になりたい

DTは人間じゃない。

コレはかなり語弊を招きかねませんが、ちょっと待ってください。
Star Trek The Next Generationをご存じでしょうか。USのSFテレビドラマです。何年か前に深夜放送していました。
その第35話「人間の条件」という回のお話がこの件を示唆しているのです。
内容は、アンドロイドのデータ少佐が人権を有するであるかどうかという議論でした。
その際の人間の定義は「知覚することができる」ということでした。
「知覚する」とは「疑問を持つ」ということによって「検証」し「判断」することによって「自己の認識を確認」することができるという事だそうです。ややこしいですが、疑問を持つことが第一歩の様です。
結果、それができるデータ少佐は人間ではないものの人権を認められました。

アムウェイDTの方にとってアップからの言葉はほぼ絶対で、それに対する疑問は無いでしょう。
信じることを強要されているようなものですから。
例えば、国連にアムウェイが表彰されたと言うことに対しても「アムウェイの何が」表彰されたのかに疑問を持つことがありません。実際は環境保護活動(アイス・ウォーク)への貢献だったのですが、盲信してしまえば、アムウェイの企業としての姿勢に対してとも取れてしまいます。ひいては製品の若干エコロジカルなところが表彰されたという宣伝ワードにもなりかねません。
自分が使っている、もしくは加盟している団体に対しては自身で知るということを放棄してしまっている。
自分が使うモノが何であるかくらいは知っても良いのではないでしょうか。人に勧めるのであればなおさらです。
都合の良いところだけを抽出して分かった気になっている。
で、その言葉を自分の言葉のように喋る。都合の悪い質問には答えない。一緒に考えると言うことをしない。

全てを引用だけで誰かを説得できるなんて、馬鹿な考えは辞めてください。
何故そう思うのかを示してください。

人間関係は、その本人自身の発する言葉が形成しているとも言えるでしょう。


もう一度、その価格の内訳と月収の計算式を見直しては如何でしょうか。

利害の一致

批評と銘打っている割にはたいしたことは言えていませんね。
今回は完全にネタです。しかし、ある程度は実話です。

先日、あるアムウェイDT(女性)の方がある男性にスポンサリング(業界用語で勧誘の意)をしていたときの行です。

私がそのDTの方にお話を聞こうとメールしてみると「今、友達の男の子のうちで、その話ししようとしているところだからごめんね」と素っ気なくあしらわれてしまいました。
既に午前0時を回ったところでした。

そして翌日朝、自分の携帯を見るとそのDTからメール。



「ちょっと、襲われかけた(笑)」


爆笑です。
素晴らしい利害の一致ですね。


詳しいお話を全く聞いていないのでここからは想像です。

先ず、その男性の心意気に脱帽です。
全ての駆け引きを無視し、自分の要望だけを実直に行動に表しています。回りくどい説明や説得など無いでしょう。
ちなみに、そのDTの女の子は私は全く好みではないのですが、私の友人の何人かは「良いんじゃない?」とのことです。好き好きですね。


想像でシミュレーションしてみます。

DT「・・・ということなんだけど」(アムウェイの概要だけ説明)
男「オーケー、君の話は分かった。それはとても素晴らしいね」
DT「でしょ?じゃ、ちょっと詳しく説明するね」
男「ストップ!この話は理解した。オレが知りたいのはこのことじゃない」
DT「でも、もっとちゃんと説明しないと分からないよ」
男「オーライ、君が説明したい気持ちも分かる。それだけ素晴らしいモノなんだね」
DT「うん、そう。だからもうちょっと・・・」
男「ノーノー、そのやり方はフェアじゃない。ちょっとオレの話も聞いてくれないか?」
DT「何?」
男「オーケー、そうこなくちゃ。・・・昔々あるところにとても心の優しい女の子がおったそうな・・・(中略)・・・おばあさんをお見舞いに行ったんだんだよ」
DT「おばあさんオオカミに食べられちゃってたんでしょ?」
男「どうして食べちゃったか分かる?」
DT「おなかが減っていたから?」
男「イエス。間違ってはいない。でもね、オレはね、こう思うんだよ・・・・。
  オマエを食べるためさーーー!!!!!! 


稚拙かつ下品で申し訳ありません。
この前段のシミュレーション全くバカにしてくださって結構です。
しかし、このやりとりはアムウェイ信者と非信者の決定的な違いを示唆するために書きました。
信者はあらゆる一般的な常識を無視して勧誘を行い、男は一般的な常識に照らし合わせて「イケル」と判断したまでです。どちらも盲信なのですが。

どちらもその世界では正論なのです。
信者:自宅でのスポンサリングに応じた時点でこちら側にある程度理解を示した金づるであると判断。(MLM全般)
男:ひとり暮らしの男の部屋に泊まりでやってくる女がヤレない訳はない。(by マガジンハウス)

このズレは、はやりどうにもなりません。
どちらが正しくて・・・という議論もありません。




こういうパターンであったかも知れません


前略
DT「でしょ?凄いでしょ?」
男「分かった。じゃ、やらせてくれたら買う。


これが究極です。
正確にビジネスシステムを理解した上では決してありません。
なんとなく「じゃ、オレが買えば君は儲かるんでしょ?だったらその見返りに今ヤラせてくれ。買うから」ということです。
男に委ねたはずの判断を全てDTに任せた好例です。
DT達がよく言う「みんなハッピー」を即効として求めた一つの事例です。。
女に勧誘された男が断る文言のサンプルとして使えそうですね。ただ、その本人のパーソナリティが前提となりますし、以後の関係を断ち切る覚悟がなければできません。


どうでもいいヨタ話ですが「世間一般的には、この程度にしか思われていない」のではないでしょうか。
だからこそ、MLMにハマッた人に対して身を引くでなく考えてくれる人は、その本人にとってとても貴重な人なのではないかと思うのです。

辞めさせるためには(多分その1)

先日、こんなコメントを頂きました。

『友人がいい年してアムウェイにはまりました。このシステムでは会社とごく一部の人間しか儲からないと理屈だてて説明し、そんなものに他の友人を巻き込んで平気なのかとファミレスの中で説得するも、全然議論にならず。突然席をたったと思ったら、アップをつれて帰ってきたので呆れて帰りました。なんとか止めるように説得することはできないのかなぁ…』

レスするつもりが長くなってしまったのでこちらで。

他でも同じような事を読んだ記憶があるので、同じような経験をお持ちの方は多いのでははないでしょうか。
私の場合もほぼ同じです。説得しようとすればするほど遠くへ行ってしまいます。もしくは永遠の平行線。
こちらがいくら筋道立てて話してみても「何も知らないね」的なとらわれ方をされてしまうだけです。
いつの間にか話が明後日の方向へ持って行かれ、軌道修正しようとしてもこちらのお話には聞く耳を持ってくれません。
男が女を口説き落とそうとする場合と似ていますが、大分違います。

ちゃんと説得できたという方がいたらお話をお聞きかせください。
口説けたというお話も同時募集しています。


既にDTになってしまっていて暫く経過している人の場合は、本人が多量の在庫を抱える(そのために借金)とか、明らかに誰かに利用されているとか、やってもやっても儲からないとか、迷惑を顧みない勧誘のおかげで気が付けばアムウェイの人としか会っていないだとかの事実に本人が気付かない限り難しいでしょうね。もし、気が付いていても押し流してしまう場合もあるようです。
そのための常套句としては「やりたいことやっているんだから」「良い物を勧めているんだから」「成功したあの人は魅力がある」「成功するために今がんばる」とか。
この文言にイチャモンを付け出すといつもと同じになってしまうので今回はやめます。


今まで友達として接していていた人がアムウェイ(もしくはその類)にハマるという事に対して私たちは、やはり違和感を覚えます。そしてサーッと引いていく人もいれば、コメントを頂いた方のようにナントカ辞めるように説得する人もいます。別に構わないと言う人は少ないでしょう。
しかし、説得しようとしてる人でも、あまりの平行線と邪険な扱いと口を開けば勧誘という事に辟易してしまって、いつのまにかあきらめて連絡を取らなくなってしまったりします。

数年前のお話ですが、ナントカインターナショナルとか言う明かなMLMまがいの詐欺に騙されている人にたまたま出会ったときに、説得し脱会させることに成功したことがありますが、その方は辞めたとたんにまた同じようなネズミ講に入会してしまいました。その後、その方とは何度か会ってお話ししましたが、意味の分からない妄想ばかり語って気持ちが悪いので連絡をとらなくなりました。
私は説得できたと言う快感をキープしたかっただけですね。間違ってますね。

ただ辞めさせる事はできるかも知れませんが、その方の人間性を変えることは相当親身に考えている友人でも困難です。
今の内だけやって後は楽して稼ごうとか、安い充実感の様な何かをやっている気分(彼らは個人事業主という)に陥りやすい人は何度もハマるようです。
子供が親を説得できないくらいですから。

効果を即効に求めて説得してみて、その説得にこちらがあきらめて身を引いてしまうと、相手の方は「やっぱり自分のことを考えてくれるのはこの人達なのだ」と同じMLMの人を感じてしまい、そちらにより寄ってしまいます。
自分という人間に対して見返り無しに厳しい意見を言う人から逃げて、見返りを得るために優しい言葉を投げかける人にすり寄る。子供丸出しです。
子供だけにナイーブです。ここを十分に考慮しないといけませんね。

恐らく、説得する方法にも因るのですが、殆どの方は「ソレは間違っている。騙されているから辞めた方が良い」と説得するでしょう。私も同じ事をしたことあります。
こちらが付け焼き刃で得た知識など、マジメにせっせとやっている若手DT達にとっては既に返答が用意されたものに過ぎません。既に専門的な知識を持っているのであれば話は別なんですけど。
正確な知識を得ようとしても本屋に行ってもろくにありませんし、本気で調べようと思ったらその筋のちゃんとした資格が取れてしまうくらいの勉強が必要です。
そして調べていくうちに面倒くさくなって精神論で説得を始める。これが最も遠くへ行かせてしまうパターンだと思っています。
今気付いたんですけど、これって洗脳の課程と逆ですね。

既に洗脳されている方は、夢とか目標を最初に植え付けられ、その次にその夢を実現する為の方法を教える。教えられる方は「教えて!勉強する!」なのではないでしょうか。想像ですけど。
例えば、「うん、君の夢は分かった。君がその夢を実現するためには、君が自分で成功しなくちゃいけない。ちゃんと勉強してシステムとか製品とかの知識を覚えなきゃね。それからみんなに教えてあげなければ誰も共感してくれないよ。先ず、君がすばらしさを知らなければ。さぁ始めようか・・・」なんて感じだと思っています。書いてて気持ち悪いです。
人参を目の前にぶら下げられた馬です。その人参を食べるにはどういう方法をとるべきかと言う考えに基づいた選択肢がありませんね。
洗脳された時点で選択肢がありません。
ここを如何に打ち砕くのではなく、包み込むか。


やっぱり答えになっていませんが、今日はこの辺で。
書きながら、自分の浅はかさがよく分かりました。 

バカとハサミは使いよう

さて、予告通り今回のお話は「バカとハサミは使いよう」というお話。
一般的に流布されている諺とは若干用法が変わるかも知れません。ご了承を。

これは彼らのプレゼン中にちょっと聞いたお話にインスパイアされた揚げ足取りです。
自分たちのビジネスシステムを正当化するための方便です。
「破綻する人・不当な行いを行う人についてどう思う?」という問いに対してのありがたいお話です。
以下、彼らの言い分です。

『アムウェイのビジネスシステムを包丁と思ってください。包丁を使ってとてもおいしい料理を作ることができる人がいます。しかし、その包丁を使って人を殺してしまうとか犯罪を犯してしまう人もいます。正当な使い方として、料理を作るために使っていても怪我をすることがあります。それと同じですよ。』

貴方はこの理屈が正しいと思いますか?
ここで一旦ブラウザを閉じて考えてみてください。
考えるまでもありませんか。失礼しました。


私には何が同じなんだかさっぱり分かりません。
以下は私のヘリクツです。

包丁一つでおいしい料理は作れません。それ以前に使うのは人間です。考えて使うモノであって、それ自体を放っておけば何も起こりません。
料理にしたって素材選び、料理法、様々な要因があっておいしい料理ができるのです。その一因であるだけの包丁にそれほどのリスクを負わせて、万が一失敗した場合の責任を全てそこに転嫁するというのは果たしてフェアな言い分でしょうか。

このヘリクツ、バカ丸出しですね。的がズレまくってます。こんなこと言うと逆に説教食らいますよ。
でも、一つだけ導き出せるのは「無視すること」です。
放っておけば貴方の身には何も起こりません。ヘタにいじくり回すといずれ怪我でもするでしょう。私のことです。



では別のアプローチ。
これも「人が使う物」ということを前提としています。
包丁なんて、小さい頃からお母さんが使っている所を見て学んでいます。「危ないから気をつけて」とか「こうすれば良く切れる」とか。大人になって初めて見るなんてことは皆無です。
アムウェイのビジネスシステムについてはどうでしょう。殆どの方が初めて見聞きすることではないでしょうか。幼少から叩き込まれていると言う方がいたら是非とも会ってみたいです。
ビジネスシステムと言うからには確立されたものであって、一個人の判断で自由に用法が変えられるものではたまったもんじゃありません。きちんと方法が決まったものであるべきです。勧誘方法しかり、プレゼン方法しかり。

しかし、アムウェイDTの方にそのビジネスの方法が決まっているのかと聞けば「それは自由」とのこと。
野放しなんです。
否応なしに決まっていることは報酬システムだけ。

「ブッシュマン」という映画がありました。そう、ニカウさんです。同年代の方は一度はご覧になっているでしょう。知らない方の為にあらすじだけ。
『アフリカの奥地で暮らし、文明を全く知らないニカウさんとその種族。ある日上空を飛んでいたセスナのパイロットが投げ捨てたコーラの空き瓶を拾う。で、どう使って良いか分からないけれども、堅いし透明だからとかいろんな理由でいろんな用法を開発していくものの、ある日そのコーラの瓶で遊んでいた少年が怪我をしてしまう。他にも同じ種族の人間からのねたみのもとになったりとか、結局どう使って良いか分からない。結局、自分の手に余ると言うことでコーラの空き瓶を授かったであろう神様にどうにか返したい。そして故郷を捨てて旅に出る・・・。』
って感じだったと思います。うろ覚えなので間違っていたらご指摘ください。

もうお分かりだと思いますので、思考の過程は端折ります。
無知な者に与えるにはその個人に対するリスクが余りにも高すぎるということです。
よくわからないモノを無理して使うものじゃありません。
それで失敗しても、犯罪に走っても責任はその個人に押しつける。
空き瓶を捨てたパイロットに責任はないという理屈。それがアムウェイです。
危なくなったら切れば良いだけですね。切る必要もないか。この辺の雇用関係でない契約内容については私もよく知りません。気が向いたら聞いてみます。

法律用語で「善意の第三者」というのがあります。この場合の「善意」とは「知らない」ということです。私の見解ではアムウェイのDTの殆どが「善意の第三者」です。
だって知らないんだもん。バカという意味ではありません。
製品の虚偽表示にしても、根拠に基づかない勧誘トークも、事実を知らないんだったらしょうがない。たとえ不法行為が行われていたにしても罪は軽いです。
ソレを目論んだ上でのシステムとしか思えません。
DTがウソついて売ってて、そのウソに購買者が気付いたとしてもアムウェイ側は「ウチはそんなこと言ってませんから。もし良かったら返品してください。今後、気をつけてくださいね。」で済んじゃいます。でも、返品作業についてもDTが絡んでくることは間違いないので、殆どの方は話がややこしくなるくらいなら泣き寝入りするでしょう。上手いやり方です。

知識を与える課程すら末端のDT任せです。それが果たして正確な知識でしょうか。
私の知識もかなり曖昧ですが、正否については同程度でしょう。間違いを指摘する聞く側が有利であるかもしれません。
これ「当たり屋情報FAX」みたいなもんです。これも都市伝説ですね。
普段それほど注意していないし、注意し続けることは不可能。そういう車のナンバーという盲点に対してつけこんでくる。アムウェイの場合は車のナンバーが日用品に置き換わるわけです。
伝聞しまくって結局どれが本当かも分からないし、それを確認する為には恐ろしい労力を要するんです。
彼らは自分たちの行っていることをニッチ・ビジネス(隙間産業)と呼ぶこともあります。「日用品を売ることによって人の生活の隙間を埋めているから」らしいです。既に飽和状態の日用品市場の隙間って何でしょう?意味違ってますね。
商品が社会の隙間を埋めるのではなく、方法が人の隙間に入り込む。
笑えない恥ずかしい間違いは信用を失います。



貴方が切れないハサミであっても誰も誰も正しい使い方は教えてくれません。だって、使っているのは貴方ではなくて、貴方の上の方です。
誰かの体験談はその本人にしか当てはまりません。だから誰でも成功できる可能性があるという謳い文句が成立するのだと思っていました。
切れないハサミで無理矢理切ろうとして、自分が怪我したり、誰かに怪我を負わせたらどうなると思います?
ミリオーーーン、スロット!!!

MLMプレゼン体験レポ ~その5~

今回はプレゼンレポの後記的なものです。
ちょっと批判とはズレるかもしれませんが、まぁ、こんな考え方も持ち合わせています程度に。

彼らの言う、「やりたいことをやっている」という最大の洗脳を解く方法はまだ見つかりません。
その洗脳を解くためには洗脳するよりも柔らかに長い時間をかけなければいけないんですね。

見れば観るほど面白いのですが、あまりの傍若無人っぷりに嫌気がさすこともしばしば。
まだまだ観察続けます。


前回までのイチャモン大会の内容は、全てをアムウェイな方に伝えたわけではありません。むしろ、聞いたことについて後日リサーチした事が殆どです。
あくまでも私の目的は「気付いてもらう」です。
聞いたことに対して調べれば答えが分かるのは当然なので、それについて後出しジャンケン的な揚げ足取りとイチャモンを付けるのは「気付いてもらう」ためには逆効果でしょう。
気付かせるために時間がかかるのは仕方がありません。
「公平な知識」というのは被洗脳者の前では煽るだけなんですね。実感しました。

彼らを論破すると言う方法を取るためには、その筋においてある程度の権威を有していなければいけません。
引用ではダメです。それでは彼らと同じ事です。
会話の中で出てきた「経済学者」「大手企業のトップ」「医者」等です。逆に言えば、その人の言うことであれば盲信するとも取れます。
ヘタをすると、でっち上げた肩書きでも良いんですね。
彼らがたまに出す「団体名」は公的な機関でなく、彼らにとって都合の良い見解をする団体です。同じ団体が批判的な情報を出した際は彼らの口からその情報を聞き出すことはできないでしょう。
ある程度パブリックな媒体に取り上げられた資料も見せて頂いたんですが、肯定的な意見だけを抽出しているだけ。そして、批判的な意見というのはここ日本ではあまり表沙汰にならないし、3面記事的な扱いを受けてしまうため、一般的な認知は低いです。
批判はその実が分かりにくいものです。批判は肯定するより簡単ですし。

アンチMLMもアンチ情報ばかりを集めていては意味がありません。多分、ここが信者とのもっとも大きな違いでしょう。
これについては私を始めアンチMLMの方が最も気をつけている部分だと思います。
だからこそ、なるべく製品の品質については触れたくないのです。
コレに言及してしまうと、その筋の専門家でもない限り正しい答えは出せません。
各構成成分の有益さと副作用もしくは害について熟知しなければいけないのです。
不当に高いと言うこともプラダと無印良品を比べるような全く無意味なお話になってしまいます。
サプリメントにしてみれば健康になると言うことが目的で、それがプラシーボ効果(思いこみ)でも健康になったと本人が自覚すれば良いだけです。
洗剤も用途に合わせて洗えば落ちるのは当然なのです。
何に対してもそうですが、良いと思って使っている物に対して、ろくに知りもしない、使ってもいない人間が意見することは、かえってその使用者を追い込んでしまうだけです。
利もあれば害もあるのは当然ですし、特化している物であれば苦手な対象があるのは当然です。
気をつけてはいるものの、売り言葉にまんまと乗ってしまい、既に何度も追い込んで逆上させてしまいました。

私の考える一番たちの悪いMLM野郎というのは、自分の行っている行為の不当性を承知の上で、それをごまかすための方策を構えまくっている輩です。デモンストレーションでさもオールマイティかのように実演するのもその一つです。しかし、構えているMLMに対するアンチの理屈を十分に理解した上でさらに対策を立てているでしょう。あるカテゴリの製品について熟知したとしても、その次には別のカテゴリの製品のお話です。
ある程度予習はしますが、そんな暇じゃありません。
そう言う人に私のような片手間で活動する者の理屈は通用しないでしょうし、ヘリクツ対決になったときに勝てる気もしません。
この、不当性を明確に定義することが先決では無いと思っています。
金儲のため、無知故に平気で不法行為を行うというのは目をつぶっていられるのはいつまでか。


私はゴリゴリの法治野郎ではありませんが、やっぱり犯罪はダメよ。


次回は「バカとハサミは使いよう」というお話です。

MLMプレゼン体験レポ ~その4~

前回のイチャモン大会で早速ご指摘を受けましたが、懲りずに私見と曖昧な資料集めの成果でバンバン行きます。


・価格は同ジャンルの製品よりも高いけれどもその実で言えば製品の質は同等価格製品よりもよほど良い。
サプリメントについて製造過程についての説明もあるんですが、それ以上に良いモノがあるという意見も。
何が体のためによいかというのは殆どプラシーボ効果鰯の頭も信心から・もしくは思いこみ)に因ってくると思います。ブラインドテストしてください。その結果を教えてください。
空気清浄機について同等価格製品を捜してみたんですが、普通に電気屋さんで売っているモノで、アムウェイが出している価格で同等製品が見つかりませんでした。量販店価格の最高級品でも半額。比べようがありません。
浄水器も以下同文。
高いけどもの凄く良いモノ、安いけど程々。
洗濯するとき、汚れているからという理由で標準使用量の倍の量の洗剤を使うのと似ています。
費用対効果では効率的では無いけれども、そのプラスはゼロではない。


・それは医者も認めている。
その医者の名前を教えてください。その人に聞いてみます。


・化粧品で言えば、売り上げも世界で第三位だ。
世界一じゃないんですね。


・そしてその製品の説明は簡単に広告で行えるモノではない。
広告代理店変えたらどうですか?


・だからディストリビューター(DT・as 販売員)が口コミ(実演込み)で広める。
ソレ用の道具と特化した方法を用いた実演に真実はありません。
そもそも、正しい製品知識を持たない外部の人間に宣伝を任せるなんて恐ろしい。
勉強会も同じDT同士。都合の良い知識しか持ち合わせないでしょう。
違法、もしくは紛らわしいことを表沙汰にやると切られる(契約解除)そうです。
※これについては後日追記します。

・そしてその利益は企業としてのアムウェイに入り、そこから私たちの報酬が実績(ポイント制)に応じて支払われる。だから自分が勧めた人たちから搾取しているということでは無い。
これが一番たちが悪い。
私がうっかり落ちかけたゾーンです。以前の自分のテキストに救われました。
マネーロンダリングですよ。
価値を転換して罪悪感を曖昧に消しているだけ。
その実を良くご覧なさい。貴方の得るであろう儲けはどこから来ているのかを。
PVとか貨幣価値の一定を保つための式とかを抜いて考えてください。
経済学部じゃなかったのでよく分かっていませんが、想像で言わせて頂くと、マクロの理屈を無理矢理ミクロにこじつけてぐちゃぐちゃにしている。
大きな金の動きのゲームを身近な人間関係に持ち込んでの正当化。
お金の価値を見極める程の経験を持たない者にこの発想を植え付けるのはとても危険ですね。
※コレについても私の考えをもう少し詳細に述べたいと思います。


・システム上、その製品を使うことによって私にも貴方にもチャンス(儲け)が訪れるかもしれない。
仮定のお話ですね。高すぎる製品を買った差額としてポイントをためていくシステムであれば、私は静岡銀行に貯金します。
もしくは、欲しいCD買います。その方が楽しいもの。


・そのチャンスというのは自分の勧めたネットワークによってもたらされる利益であるけれども、およそ3親等以下のネットワークなど自分のコントロールではない。
だ・か・ら、その金は誰の金なんだよ!
自分のコントロール外であれば、そいつが破産しようが問題なしってことですか?
同じネットワーク内での人間ですよ。
同じく良いと思って使っている人間ですよ。


・良ければ使うし、気に入らなければ使わない。商品が素晴らしいのだからみんな使うはずだ。
これも、末端には関係ない話です。
その通りですが、しかし必ずしも「良い」ということが売り上げに直結するわけではありません。
そこに「選択した」という楽しみがない限り成立しないでしょう。
イチ消費者の意見です。
聞くところに因ると、コカ・コーラが世界一の納税額だそうです。それをふまえての意見が聞きたいところです。


・だからアムウェイビジネスが破綻することはない。
先にも述べましたが、貴方が破綻しない可能性にそれはどう影響するのでしょうか?



一応全部文句付けましたが、まだつづくかもしれません。
言いたいことが山ほどあります。
他にも思い出してきました。
あまり回転の速くない頭を持つと後で大変です。次に会ったら質問してみます。

つづく

MLMプレゼン体験レポ ~その3~

では、イチャモン大会です。
ただ、間違っていないことに対しては素直に認めます。

・アムウェイの製品に皆、疑問を持っている。高いだけとか。しかし、それは知らないから。
疑問を持たれるにはそれなりの理由がある訳で、自身の閉鎖性がそれを育んでしまっているだけです。堂々と勝負すれば良いんですけどね。比較広告とまではいかなくても、きちんと成分表示すべきです。サプリメントについてあるスジに因れば、同じクオリティのモノもしくはさらに良いものは半値もしないそうです。
モノの善し悪しが本題ではないのでこの辺で。


・そして一般で言われているマルチまがい商法とも呼ばれてしまうシステムではない。
世に言われる山岡裁判 というのがあります。アムウェイを「マルチまがい商法だからヤバイよ」と糾弾した本を出版した出版社に対して名誉毀損損害賠償を求めたアムウェイの訴訟です。で、アムウェイ負けちゃったんですね。完全敗訴。裁判費用も自腹。
単なる呼称の問題かと思われますが、それだけでしょうか?結構エグイであろう本の内容についても「事実なのでやむなし」だそうです。古い話ですがね。あったら読んでみたいです。
アムウェイ自社サイトでも「連鎖販売取引に抵触しないように気をつけましょう」と明記されてます。
違っていても近いことは間違いなく、よってその「マルチまがい」を明確に定義・規制する法律がないだけですね。商売なんてそんなモンでしょうけど。
※以前は「マルチ」と明記していましたが、ご指摘により「マルチまがい」であると気付きました。修正しております。
※さらにご指摘を受けまして「マルチまがい」という言葉も適切ではないかも知れないとのことです。マルチと言い切らねばならない可能性もあるようです。ただの呼称の問題で、それにいちいちイチャモンを付けてくるような器の小さい企業ですので、なるべく気をつけます。


・上の人が儲かると思っているけれどもそうではない。決してもうけるためのシステムではない。
そうらしいです。ただ、それ故に儲けるためにはそれなりに必死でやらないといけないということが伺えますね。
儲けるためではないシステムを、どうして友人・知人を犠牲にしてまで儲けるために使うのでしょうか?疑問です。



・場合によっては自分より下の人の方が収入が多い。
サボっちゃダメよってことでしょうね。
ある程度の売り上げを取ると、皆さんご存じの通り、地位(システム内での役職)が上がるそうです。その地位とそれに見合った収益を上げなければ自分が納得しないでしょう。だって金を稼ぐためにやってるんですから。
その地位も割と細かく定義されています。「いくらの売り上げを何ヶ月連続で」ですね。
本人の売り上げがアップ(ピラミッドの自分の直上に位置する人間)の収益にモロに影響します。上下関係が無いというのは完全にあり得ませんね。


・良いモノを売る。全てのジャンルに置いて世界一のモノしか置いていない。返品の際は100%の返金保証がそれを物語る。そのためのシステム。
世界一って誰が決めているんでしょう。顧客満足度だとしたら会員は全て信者と見なされますので全く信用できませんよね。
返品については、一般的な無店舗販売を規定する「特定取引に関する法律」でクーリングオフ期間は既に定められています。それを拡張しているのは偉いと思いますが、自分が知人から買った商品を返品した際は、自分のポイントはもちろん、売った人のポイントからも引かれます。心情的にそれはできないでしょう。米国よりも日本での売り上げが大きいのはそれも一因ではないかと推測しています。


・そもそも、アムウェイのビジネスシステムは偉い学者先生や大企業の経営者からもビジネスとして優秀であると認められている。
30年でここまで大きくなったビジネスは、それは優秀でしょう。でも、それは経営の話であって、鵜飼いの鵜が儲かるシステムが優秀と言っているのではなくて、会社が儲かる、安定するという意味です。
雇用関係にある社員でもない末端のディストリビューターには全く関係ありませんし、消費者にとってはもっと関係ありません
潰れそうだけれどもマジメに旨い酒をつくるスコットランドの醸造会社なんてのもあります。最近日本の企業に買われちゃいましたけど。
宗教法人なんてもっと安定してますよ。さらに無税。

・社会貢献もバンバンしてる。
儲かっている会社の義務みたいなもんです。
よく言われる売名行為とまでは言いませんが、たまに打つ広告の内容が殆どそれってのは如何なものでしょうか。


・長野オリンピックのゴールドスポンサーにもなった。選手村にもアムウェイのサプリメントが置かれていた。
ゴールドスポンサー8社から約160億円の協賛金を集めたそうです。儲かってますね。
ちなみに、IOCがパートナーとした最高位のスポンサーであるTOPパートナーはコカ・コーラ、、IBM、ジョン・ハンコック、Kodak、松下電器産業、マクドナルド、星電子、スポーツイラストレイテッド、UPS、VISA、ゼロックスだそうです。
ゴールドスポンサーはミズノ、八十二銀行、セイコー、キリン、NTT、KDD、トヨタ自動車、日本アムウェイだそうです。
この企業名の羅列から「健康」といいうキーワードを連想できる方はどれくらいいるのでしょうか?
ってことはアムウェイのサプリメントに加えて、マック食べ放題、コーラ飲み放題、メッツ飲み放題。確かに健康です。


・Moodys(企業格付け会社)の格付けではAaaaaである。(参考トヨタもほぼ同ランク・94年度)
だからあなたには関係ないんですってば。しかも、ソースが古すぎます。
同社の国別格付けで言えば日本はバンバン落とされているようです。余所の国に行った方がいいんじゃないでしょうか。


・一般的な企業の行う広告・流通を行わないのだから販売価格が下げられる。
新聞広告なら全国紙に15段で5,000万くらいだそうです。このくらい 打ってます。年商1,000億の会社には安上がりなんですね。
基本全てが通販なんですが、5,000円以上の買い物に対しては送料無料。
もちろん、5,000円未満の買い物に対しては送料が付きます
歯磨き粉(560円)買うのに500円の送料がかかります。消費者に負担させてるんだからそりゃコストも下げられます。
日用品の買い物で5,000円超えるのって何でしょうね。私の場合「今日は買ったなー」でも2,000円がいいところかと。


続きはまた次回。

つづく

MLMプレゼン体験レポ ~その2~

前回よりの初プレゼン日出来事の続きです。
適時で私を「甲」、MLMな方を「乙」、と呼びます。
今回以降、加筆・修正がバンバン入ることが予想されます。


ひとしきりのディッシュ・ドロップ、SA8、LOCの三種の神器のプレゼンが終了して移動。
ご両親と住む自宅に遅くまでおじゃまするほど私は下品ではありません。

移動先のファミレスでは主に彼らの言う「ビジネス」についてです。この辺は私もとても興味がありましたので、できるだけ詳しく話して頂くこととしました。

先んじて乙に「アムウェイビジネスについて成功している人がいるのは否定しない。けれども破綻している人間も沢山いるようだ。ソレについては疑問はないの?」という質問を投げてみましたが「無い」でバッサリ。コリャ重傷です。リスクマネージメントできてないです。危険ですね。

細かい話は聞きました。
しかし、大まかに言わせてください。
話の筋道としては最初は消費者の立場に立った見解。
以下、ちょっとその方の理屈をまとめてみました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
・アムウェイの製品に皆、疑問を持っている。高いだけとか。しかし、それは知らないから。
・そして一般で言われているネズミ講とも呼ばれてしまうシステムではない。
上の人が儲かると思っているけれどもそうではない。決してもうけるためのシステムではない。
・場合によっては自分より下の人の方が収入が多い。
・良いモノを売る。全てのジャンルに置いて世界一のモノしか置いていない。返品の際は100%の返金保証がそれを物語る。そのためのシステム。
・そもそも、アムウェイのビジネスシステムは偉い学者先生や大企業の経営者からもビジネスとして優秀であると認められている。
・社会貢献もバンバンしてる。
・長野オリンピックのゴールドスポンサーにもなった。選手村にもアムウェイのサプリメントが置かれていた。
・Moodys(企業格付け会社)の格付けではAaaaaである。(参考トヨタもほぼ同ランク・94年度)
・一般的な企業の行う広告・流通を行わないのだからコストが下げられる
・価格は同ジャンルの製品よりも高いけれどもその実で言えば製品の質は同等価格製品よりもよほど良い。
・それは医者も認めている。
・化粧品で言えば、売り上げも世界で第三位だ。
・そしてその製品の説明は簡単に広告で行えるモノではない。
・だからディストリビューター(販売員)が口コミ(実演込み)で広める。
・そしてその利益は企業としてのアムウェイに入り、そこから私たちの報酬が実績(ポイント制)に応じて支払われる。だから自分が勧めた人たちから搾取しているということでは無い。
・システム上、その製品を使うことによって私にも貴方にもチャンス(儲け)が訪れるかもしれない。
・そのチャンスというのは自分の勧めたネットワークによってもたらされる利益であるけれども、およそ3親等以下のネットワークなど自分のコントロールではない。
・良ければ使うし、気に入らなければ使わない。商品が素晴らしいのだからみんな使うはずだ。
・だからアムウェイビジネスが破綻することはない。
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さて、間違い探しです。
先にも言いましたが、「製品がクソなんじゃないの?」という議論はここにはありません。
次回では、ここに挙げた乙の理屈に片っ端からイチャモン付けていきます。


つづく

このブログについて

このブログは、私が別に持っているブログの1つの話題として連載していたものを分化させたものです。
私のメインのブログではただダラダラと書き散らかしているだけのモノで、こういったある事柄に対して限定しておりません。

最も重要なことは、私の友人たちに迷惑をかけないために分化しました。
私がこの話題に深入りすればするほど彼らに対する危険も増すわけですから。
自分の意識を保つためという目的もあります。
途中で豹変したらすぐ指摘してください。

また、お話で登場する方を第三者が特定できるであろう表現は極力避けています。
本人が見たら分かるでしょうけど。
コメントを頂いた際に個人を特定できるであろうワードを含む場合はバンバン削除しますのであしからず。